「エプソン EW-M970A3T プリンター/A3カラーインクジェット複合機」
約1年間(正確には11ヶ月間)使用後の評価
昨年より、エコタンク搭載モデルA3カラーインクジェット複合機を自宅で使用しております。
1年間使った後の製品評価です。
私は1ヶ月に1回程度、一度にA4用紙で3〜400枚程度の印刷をします。
ですので印刷スピードが早くて印刷コストの安いインクジェットプリンターを探していました。「エコタンク搭載モデル」という文句にひかれ、購入を決めました。
使い始めて約11ヶ月経過、ブラックの補充インクタンクを初めて購入したので、本機の評価をします。
購入データ
購入年月日 2017年10月21日
販売店 アマゾン
購入価格 83,420円
印刷実績
A4 約500枚×10ヶ月分 = 約5000枚
(ほとんど白黒印刷、たまにカラー)
補充インク
今回はブラックを補充タンクから追加しました。
キャップを外して、差し込むだけなので非常に簡単でした。
インク購入価格
ブラック 2,462円
C、Y、M、フォトブラック 1,231円
→ 1セット8,617円/5000枚 = 1.7円/枚 (カタログ値1.3円/枚)
(9/13 ビックカメラで購入)
良いところまとめ
- インクの持ちが良い(1枚あたりの印刷単価が低い)
- 印刷が早い(カラー:約10ipm / モノクロ:約13ipm カタログ値)
- インクタンクが大きいので、頻繁にカートリッジを変える必要がない
(大量印刷時に手間がかからず非常の大きいメリット) - インク交換の手間が少ない(ボトルを挿すだけ)
- 角2封筒の宛名印刷もスムーズにできる
悪いところまとめ
- トレーを引き出さないと印刷できない
- トレーが小さくてセットできる紙枚数が少ない
大きなトレー A4上質紙 約120枚
小さなトレー ハガキ 約20枚
→ 一度に4〜500枚程度印刷することがあるので、何回も紙を補充する必要あり - A3は背面からしか給紙できない
- 紙トレーが2段式になっているため構造が複雑化
- A3は手差し部分(背面)のため操作が大変
- また手差しの枚数も、封筒だと10枚程度なので非常に使いずらい
- DVD印刷用のトレーは私には不要
他プリンタとの比較
エプソン プリンター A3 インクジェット 複合機 カラリオ EP-979A3
- 販売価格 23,608円(アマゾン)
- インク全色セット 2,780円(アマゾン)
- 印刷コスト 約13.0円/枚と予測(カタログ値12円/枚)
- 印刷スピード約13秒(カタログ値)
印刷枚数によるコスト比較をしてみました
印刷枚数 | EP-979A3 | EW-M970A3T |
---|---|---|
1,000 | ¥37,008 | ¥85,120 |
2,000 | ¥50,408 | ¥86,820 |
3,000 | ¥63,808 | ¥88,520 |
4,000 | ¥77,208 | ¥90,220 |
5,000 | ¥90,608 | ¥91,920 |
6,000 | ¥10,4008 | ¥93,620 |
7,000 | ¥11,7408 | ¥95,320 |
8,000 | ¥130,808 | ¥97,020 |
9,000 | ¥144,208 | ¥98,720 |
10,000 | ¥157,608 | ¥100,420 |
(本体費用+1枚あたり印刷単価×枚数)
(電気代等は無視)
印刷枚数が少ないとEP-979A3が安いですが、
約6,000枚印刷でコストが逆転、
EW-M970A3Tの方が安くなります。
ですので、そのプリンタで通算6,000枚以上印刷する可能性のある人は
本体価格は高いものの、総合するとEW-M970A3Tがお得です。
総合評価 ★★★★☆(4個/5個中)
インクが持ちが良く、1枚あたりの印刷コストが安いのは従来の家庭型インクジェットプリンタになかったことです。
ユーザの最大の不満を解消しているのではないかと思います。
逆に、プリンタをコンパクトにしたため(無理を多少感じる)のマイナス面が多かったような気がします。
トレーが小さいことは最大の弱点ではないでしょうか。
またA3プリンタですが、A3トレーは無いので、知らないで購入された方はがっかりされるのではないでしょうか。
この理由のために満点はつけませんでした。
5000枚/年以上印刷し、インクジェットで印刷コストが安い機種を探している方にはお薦めプリンタです。