こんにちはアラかん亭です。
今日は「1分で話せ」世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術 伊藤羊一著 をご紹介します。
本書はビジネスコミュニケーションをテーマにしています。
生活の中でお雑談ではなく、仕事の中で効率よく相手に伝えるためのヒントがたくさん書かれていました。
ビジネスコミュニケーションをテーマにした本は珍しいのではないでしょうか。
「話す力」はお金持ちのための重要なテーマ
私の今年のテーマが「話す力」の勉強です。
なぜテーマにしているかというと、お金持ち思考や成功体験から、話し方が大切といつも学ぶからです。
例えば「大富豪が実践しているお金の哲学」では、
スキルへの考え方で、
一般人はとりあえず簿記
小金持ちは真っ先にMBA
大富豪は魅力的な話し方
で、大富豪は「魅力的な話し方」といっています。
そうなんです。
お金持ちになるためには簿記やMBAよりも話し方が重要なのです。
そんなわけで、話題の本ということもあり、本書を購入しました。
すご腕プレゼンター
「1分で話せ」はどちらかというと、仕事でのプレゼンテーションでの伝える技術をテーマにしています。
著者の伊藤羊一さんは、現在はヤフーアカデミアという企業内大学の学長を勤められているすご腕のプレゼンターのようです。
企業でプレゼンは数多く行ってきているようで、ソフトバンクアカデミアのプレゼン大会で孫正義社長の前で非常に印象的なプレゼンを行い、第2位の成績を納め、孫社長から特別なコメントをもらうくらいのプレゼン上手のようです。
現在はグロービス学び放題でプレゼンの講義も行ったいるようです。
本書では右脳、左脳などの言葉も出てきましたが、それよりも、紹介されるコミニュケーションのヒントが大変参考になりました。
この本で印象に残ったことをいくつかご紹介します。
人はあなたの話を聞いていない
「人はあなたの話を80%聞いていない」そうです。
私たちは人に話をするときは100%聞いてもらっていると思います。しかしこれは大きな勘違いです。
100%聞くどころか、80%は聞いていない、つまり残りの20%しか相手に届いていないということです。
あなたにも経験ありませんか?
人の話を聞いいていて、集中力が持たず、いつの間にか違うことを考えていたりすることが。だから、本書のタイトルにあるように「1分」で言いたいことを伝えるスキルが必要なのです。
正しいことをいうだけでは、人は動かない
本書では、たびたびサンプルが紹介されています。
A:駅から3分、公園も近い閑静な住宅街です。
B:木や花の多い公園が近いので、小さいお子さんがいらしたら喜びますよ。
どちらも、正しいことをいっています。しかし、Aはロジックでしか言っていないのに、Bは感情を絡めています。
しかも、Bはビジュアルが入り易いです。木や花が多い公園で、子供と遊んでいるイメージがわきませんか。
もし、すぐにイメージが湧くようなことを言えない場合は、「たとえば」で具体的な事例を紹介するのも方法です。
「私はこの職場が好きです。たとえば、人の足を引っ張るような人が誰もいません。」のように説明していきます。
超一言で包み込む
要するにキーワードです。聞き手をグッと惹きつけるキーワードが大変有効です。
伊藤さんの事例ですが、ソフトバンクの孫社長へのEコマースのプレゼンで「キチリクルン」というキーワードを使用しました。
オンラインで物を買った人がしてほしいことは「今日くる」「明日くる」ということではなく、予定通りくることということを説明したそうです。
そこでそれを「キチリクルン」とモデルで説明しました。
「キチリクルン」は孫社長の頭にすぐに入ったそうで、何人ものプレゼンが行われた後で「君のキチリクルンいいねえ」と言ってもらえたそうです。
最後に生の伊藤羊一さんの生の声を動画で聴けますので、リンクを貼っておきます。
まとめ
世の中を生きていくために「話す力」はものすごく重要です。
特にお金持ちになるためには「話す力」は不可欠です。
「話す力」は 一朝一夕でが習得できません。私は本書で書かれているヒントを一つ一つ実践で試して見たいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。