こんにちはアラかん亭です。
今日はブライアントレーシーの「話し方入門」 ブライアン・トレーシー著をご紹介します。
実は、本書を読むのは2回目です。
前回読んだのは2009年ごろで約9年前、内容はすっかり忘れていました。
原題は「How to present with POWER in any situation」です。
人前に立って、パワフルにプレゼンする方法が直訳になります。
それでは内容を紹介します。
ブライアン・トレーシーとは
ブライアン・トレーシーはカナダ出身でアメリカで最も著名なスピーカーです。モチベーション・コーチとも言われているようです。
意識高い系の人に好まれるのでしょうかね。
「フォーカルポイント」「カエルを食べてしまえ」などの著書が多数あります。
チェックしておくべき世の中のインフルエンサーの一人です。
本書ではたくさんの話し方のヒントが載ってたいました。
その中で、参考になったポイントを紹介します。
三の力を利用する
スピーチの効果的な技法に「三語話法」という方法があるそうです。
人間の脳は3つの言葉を使って表現されると、強烈な印象を受けるそうです。
リンカーンの有名なゲディスバークの演説は
「人民の人民による人民のための政治を地上から決して絶滅させないために、、、、」と人民を三回繰り返しました。
意図してかどうか知りませんが、立憲民主党の辻元清美衆議院議員の
「総理、総理、総理、、、、」
も3回ですね。
(本人は気にっているらしく、他の議員に薦めているそうです。マジ!?)
ソクラテス方式を使う
人は他人から操られるのを嫌うそうです。
ですから、失敗することには手を出すな、人にはだまされるな、と子供の頃から教育されます。ですので、私たちは何かをさせようとする人に出会うと無意識に警戒します。
そこで有効なのが「ソクラテス方式」です。
何かを提案するとき、誰もが賛成するような事実から話始めます。次に意見が分かれるような問題へと移ります。
私が最近よく視聴している「キミアキ先生の起業酔話」は「努力を馬鹿にする人は稼げない」「家事分担で世帯所得2千万円」など、反対が少なそうなことから話がスタートします。
絶妙な「間」をつかむ
話をする時に「間」が大切であるとよく言われています。分かっているのですが、何かを話をしている時につい熱くなって、すっかり「間」を取ることを忘れてしまいます。
本書では間の取ることを強調して勧めています。
「間」も次の種類があるそうです。
- 理解の「間」
3文くらい話をした後、聴衆が理解する時間を「間」としてもつ。「間」をとるたびに、聞き手の注目を引き戻すことができる。 - ドラマチックな「間」
特に印象付けたい時この間を使う。重要な論点を述べる直前に、そして直後に重みを理解してもらうためにこの「間」を使う。 - 強調の「間」
セミナーの最中に、「この中で、一番重要な人は誰でしょう?」みんなが必死に答えを見つけようとしている間、じっと待つ。十分な間を置いてからみんなを指して「そうです!みなさんが最も重要な人です!」そしてまた間をもつ。 - 文章完成の「間」
主張を表明したり、誰でも知っている文句を引用したいする時に使えます。例えば「状況がタフなととき、生き残れるのは、、、、」ここでここで間をとります。そしてって「、、、、タフな人間です」と続けます。
「間」というものを勉強して自分のスピーチに生かしたいと思いいます。
前回紹介した「1分で話せ」の伊藤羊一さんもよく「間」使っています。
実際に体験したい方は前のブログにリンクを貼っておきましたから、見てくださいね。(1分40秒です)
まとめ
今回はポイントの抜粋になりました。
「話す力」は簡単に身につくものではないので、このようなポイントを常に意識して使ってみるしかないと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。