こんにちは、いかがお過ごしですか?
私が6年まで勤めていた会社が、こともあろうにまたまたリストラをするニュースを見ました。
正直、あの時退職して良かったと思いましたが、一緒に退職しようと言っていて結局やめなかった同僚がいます。
私にしてみれば、振り返れば彼が付いてきていなかったという感じですが、別に固く約束したわけでもなかったなので、そんなものかという感じですね。
今、会社を辞めようか、どうしようか迷っている方のご参考になれば幸いです。
今年の初め、私が辞めた会社の同僚から年賀の挨拶のメールが来ました。
たいがいの方は新年の挨拶は年賀状かSNSですが、彼はなぜかメールを送ってきます。
そのメールを見て、大変ショックを受けました。
私がもらった「経済的に苦しくなる」年賀メール
私がいただいた年賀メールを掲載します。
一部修正しています。
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
1月から本社に単身赴任になります。
経済的に苦しくなります。1食300円以下の生活を目指します。
移動のタイミングに合わせて、
会社からセカンドライフプランの説明がありました。
相変わらず、退職勧奨されています。〇〇(私)さんは、お変わりありませんか?
経済的に苦しくなります。
1食300円以下の生活を目指します。
相変わらず退職勧奨されています。
の文字に大変ショックを感じました。
セカンドライフプランとは「退職しても再就職支援会社の費用は出しますよ」、「この会社を辞めても第2の人生がありますよ」→「ですから安心して退職してください」というものです。
日本の会社は犯罪者になるか、ひどく内規に違反しないかぎり、社員をクビにできません。
ですから、外堀から精神的に埋めていって、自ら退職を希望するように誘導するのが会社の常套手段です。
私もこの説明を一通り受講してその気になり、再就職支援会社のお世話になって、今の会社に再就職しています。
時間は前後しますが、私が早期退職をした時の話です。
一緒に早期退職を勧められた
今から6年ほど前になります。
私が勤めていた会社(1部上場)の業績が悪くなり、多量の早期退職が募集されました。
私も彼も、早期退職候補ということになり、会社から何回も早期退職の勧めを聞かされました。
私は、妻と高校生の子供がいました。
彼も、妻と小学生(だったと思う)の子供がいました。
お互いに家族がいる身ですが、退職しようかどうか迷いました。
退職後のことを話したりしました。
しかし、そのとき出した結論は私と彼は正反対でした。
私:今こそ転職だ!!
彼:まだ会社に踏みとどまるぞ!!
なぜ、結論が正反対になったのか?ちょっと私と彼の頭の中を検証してみます。
会社を辞めた私の頭の中
まず私の頭の中です。
- 変化の激しい世の中、家族を食わせていくために、あらゆる可能性を探った方が良い
- 現在(退職以前)は正社員だ、しかし、この会社の正社員はそれほど価値はない
- すでに出世コースを外れている。これ以上会社にい続けてもロクなことがない
- 以前から業績が悪化しているのに、手を打てなかった会社幹部にこれ以上期待しても無理
- 会社が再就職支援をしてくれるのだから、サービスを受けるべき
- 早期退職で割増退職金(大したことありませんでした)をいただけるのだからいただくべき
- オリンピックも決まり(当時)景気がきっと良くなるだろう
私は大学を卒業してから転職をして、他の会社で働いたことがなく、世の中の厳しさを身にしみていなかったので、案外気楽だったと思います。
また、転職にまだ見ぬ未知の魅力を感じたのかもしれません。
会社を辞めなかった彼の頭の中(想像)
次に彼が考えたであろうことです。
- 家族を食わせていくために、絶対に会社を辞めてはいけない
- 正社員という特権を捨ててはいけない
- 出世コースを外れているが、普通に勤めていれば辞めさせられることはない
- 以前から業績が悪化しているが、それでも何とか会社は存続している。会社の実力を過少評価してはいけない
- 会社が再就職支援をしてくれるが、たった一回だけなのだから、期待できない
- 早期退職で割増退職金をいただけるが、金額は決して多くない
- オリンピックも決まり(当時)景気が良くなりそうだが、一過性のものだ
大学を卒業して他の会社で働いたことがないので、世の中へ出ることに臆病になっているのだと思います。
1食300円の食費と常にある退職プレッシャー
彼のメールで驚いたのは「経済的に苦しくなる」「1食300円の食費」と「退職プレッシャー」です。
いくら家族を食わせていくためと言ってもこんな毎日を過ごしていいはずがありません。
適切かどどうか分かりませんが、「ブラック」「奴隷」「社畜」という言葉が私は浮かんでしまいました。
あの時、退職を決断した私が正しかったとは言いません。
しかし、少なくとも今は1食300円以上の食事をしていますし、退職のプレッシャーも受けておりません。
再就職以降、大変なこともありますが、充実した毎日を過ごしております。
まとめ
彼と私、どちらが良かったかは死ぬ瞬間にしか判断できないと思います。
しかし、少なくても私は、現在、あの時決断して良かったと思っています。
このブログを書けるくらいのモチベーションを持ち合わせていますし、色々なことを勉強して、毎日を充実して過ごしています。
現在は就職氷河期で就職できなかった40歳前後の人が社会問題化しています。
大変不幸なことです。
そこまでひどくはなくても、ブラックな労働を強いられているが、家族を食わせていくために己を犠牲にして、我慢して働いている人たちもたくさんいます。
これも現代日本が抱える社会問題です。
どう判断するかは、その人の自由ですが、我慢せず、もう少し積極的にリスクを取って現状脱出を狙っても良いと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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