こんにちは。
いかがお過ごしですか?
今日は妻の自慢の一つ「私のリストラ」をお話します。
ちょっと恥ずかしいのですが、自分をいさめるため、苦い経験を思い出すために書いています。
妻の自慢話しは私のリストラ
妻にはいくつか自慢話があるのですが、その一つが「私のリストラ」です。
私にとっては人生の失敗、どちらかというと黒歴史であり、あまりおおっ広げに人に話をするようなことではありません。
ですが、妻にとってはこれが大好き、武勇伝の一つなのです。
先日も私とこんな会話しました。
私:◯◯(私の前の会社)また、リストラだって、、、
妻:そうなんだ。
私:あの時、辞めておいてよかったよ。
妻:私が辞めさせてあげたのよ。
私:なんで?
妻:だって、私は反対しなかったもの。
私:確かに。
妻:反対する奥さん、一杯いるのだから。◯◯さん(妻の友人)は夫を絶対にやめさせなかったのよ。先が読める奥さんにもっと感謝しなくっちゃ。
私:ありがとうございます、、、、
こんな具合です。
じゃあ辞めれば!
でも事実なんです。
6年前、当時勤めていた前の会社の調子が悪くなり、早期退職制度という名ですが、実質は「リストラ」が行われました。
私の名前は、その時リストラ候補の名簿にあがってしまい、会社からら早期退職をしつこくすすめられ、大変悩みました。
悩んだ末に、妻に相談したところ「じゃあ辞めれば!」とあっさり。
私はずいぶん救われて心が楽になり、「ほっと」したものでした。
当時の妻の考えは、夫(私)の実力からすれば、無理やりに会社に残っても、冷や飯を食って、結局は放り出されるというものです。
ですから、どうせ放り出されるならば、少しでも若いうちにということでした。
また、私達は友働きで、妻は仕事をもっており、何とかなると思ったそうです。
私は、前の会社を退職したのち、暫くして今の仕事がみつかり、そこでお世話になっております。
世の中では「嫁ブロック」という言葉があり、せっかくの良いアイデアや行動が、奥さんの反対によりできないということがよくあるそうです。
妻の自慢
妻の自慢は、「読みの正しさと肝っ玉の太さ」です。
そして、妻は人と会うたびに頻繁にこの話をします。
私にとって、何かむずかゆくなる話題ですが、事実です。
内心ちょっと勘弁してと思うのですが、「話をするな」とも言えません。
私はこらからの一生、この話題から逃れられないのでしょうね。
サラリーマンとはリスキーな仕事だ
さて、日本の高度成長期はとっくに終了し、失われた10年が20年に、そして30年になろうとしています。
終身雇用制はとっくに崩壊しました。
現在において、大きな会社のサラリーマンとはリスキーな仕事であります。
会社の業績なんて明日はどうなるか分からないからです。
業績が予定通りに右肩あがりならば問題がありませんが、反対に業績が落ちこめば、途端にリストラの危機です。
社員は入手した瞬間から、椅子取りゲームをしているようなものです。
業績が悪くなれば椅子の数もどんどん減らされます。
さらに会社が大きければ、大きいほど、会社の名前で仕事をしているのに、自分の実力と勘違いします。
しかも、自分の実力を知る機会もないままに、どんどん年齢を重ねていきます。
そして、会社から放り出されてはじめて、それが会社の実力と自分の実力の違いが分かります。
今の若い人は、「日本の会社は終身雇用で一生安泰!」なんて思っていないでしょう。
おそらく、いつでも辞めてやるとう覚悟と、次はどこにしよう?、くらいの感覚で会社に入社するのではないでしょうか。
厳しいですが、生き抜くためにはその感覚が必要です。
まとめ
妻が自慢話をするたびに、私はほろ苦い思い出を味わいます。
正直、「ちょっと勘弁して〜」とも思います。
でも、大変感謝しております。
しかし、中年になるまで、危機感もなく、能天気にぬるま湯に浸かりながら、会社に勤め続けていた自分が悪いのです。
このブログもちょっと恥ずかしいのですが、自分をいさめるために書いています。
さあ、がんばっていきましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました。