みなさん、こんにちは。
昨日(2020年2月17日)、日本の年間GDP成長率が年換算で-6.3%という衝撃的なニュースが飛び込んできました。
残念ながら、私には不況の鐘が鳴ったように思えました。
また、当然のことのように本日の日経平均株価も-329.44円、4日連続で下落です。
不況になるのはほぼ確実でしょう。
世間では令和恐慌がおきるのではないかと、心配される声も聞こえ始めてきています。
賃金カットや雇い止め、また、大型リストラも今年はさらに加速します。
そこで、みんなが飛びつくのが副業です。
なにか良い副業はないかネットで漁る人がさらに多いことでしょう。
そして、とっつきやすいブログを書き始めたり、アフェリエイトを始めたり。
しかし、ネットで稼ぐのも生易しいものではありません。
カリスマインフルエンサーのイケハヤさんによれば、ブログでは最低でも半年は継続、記事も100記事くらいは必要です。
YouTubeも100本くらい撮る必要があると言われています。
自分のできることを考えてみよう
そこで、落ち着いて考えてみましょう。
今、流行りだと言って、安易に新しいものに飛びついても結果が出るのは半年後。
あなたは半年間、耐えられるのでしょうか?
やるなというのではありません。
新しいものに手を付ける前に、まずは自分のできることを考えてみましょう。
何ができるのか、チェックしてみよう。
頭の中の整理しよう
こんなときにオススメするのがこの本。
「Think Clearly」 ロルフ・ドベリ著
ロルフ・ドベリは作家で実業家。
ビジネス書をの要約を提供する「getAbstract」という会社を設立して運営しているとのことです。
全部で52章もありますが、各章は基本的に独立しているので、その章だけつまみ読みもできます。
この本は、複雑な現代社会だからこそ、やることの取捨選択を勧めています。
「断捨◯」は物の取捨選択です。
「Think Clearly」は心とやることの取捨選択です。
読む時間がない人は中田敦彦さんのこのYouTubeを聴いて見てください。
3部作になっています。
1編は約30分だから、1時間半あれば全部聴け、この本の概要が理解できます。
(本当に概要ですが、、)
(1/3のみURLを表示)
↓
必要なテクノロジー以外は持たない
中田さんの動画では紹介がありませんが、私にすごく刺さった章があります。
副業に手を出す前にここだけは読んでほしいと思います。
その要旨は、最新のテクノロジーは必ず反生産性の側面があるというもの。
たとえば、デジタルカメラは写真を撮影するのには便利です。
しかし、その反面、撮影した写真の管理や整理のために手間とコストがかかるのです。
撮った画像の保管のため、クラウドサービスを契約したりします。
また、時にはカメラ本体のソフトウェアをアップデートする必要も発生します。
著者のロルフ・ドベリは最新のテクノロジーには余分な作業がたくさんついてくると言っています。
皆さんも同感ではないでしょうか。
ですから、機能単体では便利かもしれませんが、トータルするとそんなに便利ではないということを筆者は言っています。
便利の裏に、反生産性な側面があるのです。
新しい副業も同じ
この考えは副業にもあてはまるのではないでしょうか。
つまり、あたらしい副業でいくばくかの新しい収入を得るための、反生産性のことがあるのです。
たとえば、このブログもそうです。
ブログのPV数を増やすために、SEOについて勉強したり、Googleアナリティクの設定をしたりします。
また、広告収入が得られるGoogleアドセンスも申請でして合格するための調査、申請書の作成・提出、口座設定に手間が必要でした。
時間と労力がかかっています。
経済的にも反生産性があります。
わたしは、「はてなブログPro」を契約していますが、その使用料金は2年一括払いでも14,400円かっています。
私のこのブログのドメイン取得にいくらかかったか正確には覚えておりません。
が、なんだかんで1万円以上はかかっています。
副業と言っても、それなりの手間がかかるものです。
なんだかネガティブなことを言ってしまいましたが、反生産性の側面もきちっと計算しなくてはいけないのです。
まとめ
日本のGDPマイナス成長で、不景気に突入することがほぼ確実です。
そんな時ですが、Think Clealyで、やることと心の取捨選択をしてください。
安易に副業に飛びつくのではなく、もう一度じっくり考えてください。
自分のできること、やろうとすること反生産性の側面を考えて見てください。
今回はちょっとネガティブな話になってしまいましたが「Think Clearly」は、いろいろなことを気づかせてくれる本です。
また機会があれば紹介したいと思います。